なぜこの会社を作ったか、
”爪調師”を誕生させようと思ったか
その意味を、お伝えします。
ネイリストは、技術職、そう思っている人は多いと思います。
社会人常識を持たない一部ネイリストもいます。
そんな背景から、
ネイリストは、社会を知らない若いお嬢さんのお仕事
そんなイメージを持たれてしまっているシーンも見かけます。
でも、
本気でプロ意識を持っているネイリストの能力は、かなり高いものです。
技術をしながら、
至近距離で約2時間、手を握り合ったまま会話をする。
その難しさを、想像したことはありますか?
お客様の心理状態を考えながら、その日の会話を運び、ネイルの色やデザインを決めていく
始めたばかりのネイリストが躓くのは、
技術よりも接客の部分が多いかもしれません。
そのコミュニケーションスキルを
何年もの経験の中で、磨いていくのです。
お客様のして欲しいことを、先回り。
ただ下手に出るのではなく、プロとして適切な提案を。
ネイリストは、
腰掛けの趣味仕事と思われるような仕事をしている人がいる反面、
その環境次第で、
コミュニケーションのプロにもなります。
私たちは、その、「プロのネイリスト」の能力を
社会に活かしていけたらと思っています。
爪調師は、人と爪のスペシャリストです。
~爪調師とは、爪への施術を通して、
その人の生活の質や自己価値を高めることが出来る人のことを言う。~
現代社会において、
様々なストレスから、心の不調を訴える人が増えています。
ネイリストとして、多くのお客様の施術を行う中で、
爪への施術の時間は、
単なる色塗りやお絵かきではない、それ以上の価値があることに気付きました。
手を握り合ったままの2時間。
とても近い距離にいるのに、目を合わせることはさほど多くない、
そんな時間が、
特別なものを生み出します。
心のうみを出したり、夢を語って気分が前向きになったり。
この、爪への施術の時間をもっと上手に使って、
気持ちまで軽く前向きにできないか、
そう考えて、爪調師プロジェクトを始めました。
また、日本のネイル業界は、
今、過渡期を迎えていると思います。
価格破壊が起こり、技術力の低いネイリストが増え、
その負の連鎖により、
ネイリストという職業の価値がとても低くなっているのを顕著に感じます。
数年前にあった勢いはどこへ…
その負のイメージを払拭したいという気持ちも大きくありました。
ただ、大きなマーケットになりすぎてしまった今のネイル業界を
変えることはそうそう出来るものではありません。
それであれば、新しい職業を作ってしまおう、
そしてその価値を高めていこう、そう考えた次第です。
それを職業とする人が、誇れるものを、
そして、関わった人を前向きに良い流れに変えていく、
全てを前進させていくそのエネルギーを、
爪調師から発進したいと思います。
Built with
Website Design Program